今回は、夫婦喧嘩中、ちょっとヤバかった事柄について綴らせて頂きます。


①離れて歩いていたら、入ってはいけない場所に入りかけた

我が家は山で口喧嘩を始めると、お互い少し離れて(お互いが見える程度)登山道を進む事があります。
だいたいが、旦那サンが頭がカッカカッカした時ですね(;^ω^)

ある時、口喧嘩中に旦那サンが30M先に離れてしまい、(あ~あ、またやっちゃったなぁ・・)と思いながら、涸れ沢の岩の上を歩いていた時の事。
「あ、あの人間違って進んでるよ~」と、横で歩いてる人の視線の先に、うちの旦那サンのが居て、
間違った涸れ沢に進もうとして、慌てて大声で止めた・・なんてことがありました。(確か鳥取県の大山)
なんでそっちに行ったのか質問したら「人が混んでいる場所を避けた。その先が合流していると思った」と。



また、奥穂高に登った時の事です。
支尾根のザイテングラードで下山中、私が一人になって岩場を歩いていたら、だんだん右側にそれていたらしく、あずき沢という、ちょっとした崖の手前で足を止めました。
で、何やら人がいると思ったら、長野県警の人が数人崖下にいました。見ると、何かを探している。
どうしたのかと質問したら・・・

「昨日亡くなった方の荷物を回収しています」と。。。Σ(゚∇゚ ;)エッ!?←私
と同時に「ここはコース外れてますので気を付けて下さいね。お一人ですか?」と。
「え~っと、旦那が先に行っちゃってぇ」
「そうですか、あまり離れて歩かない方が良いですよ」「ですよねぇ、気を付けます…」と私(;^_^A💦💦

亡くなった方がいると前日ニュースで知っていたのですが、そこに私が呼ばれるように行ってしまうとは・・・
その時はもう、ヤバさとか、恥ずかしさやら情けないやらで、全身から冷や汗が噴き出したことを思えています。


1

(しかもその年は、ザイテンクラードでひと月に3人亡くなる・・という稀にみるヤバイ年だった)

その時は喧嘩中では無かったですが、お互い見える所、視界から消えないようにすること、と肝に銘じたのでした。(といってもそれが出来るようになるまで結構かかりました)


②口喧嘩しながら登っていたら道を間違えた

喧嘩中はお互い頭にきているので、出来れば話しかけたくない・・って気分になると思います。
話しかければ答えるけど、自分から話しかけるのはチョット…な感じでしょうか?
そういった時に、特に初めての山の場合、危険度がぐっとアップします。

「大丈夫かな?」と不審に感じながらも、お互い話しかけるのを躊躇して、
間違った道をズルズルと進んでしまう事があります。
C2409T01 (2)

しかもそういう時って、1度ならず2度もルートミスしたりすることもあります。
喧嘩によって、自分たちも注意散漫になっていて、ミスが増えるんですよね。
で、他の方に注意されて道迷いに気が付いたって事もあります。(冬道に入りこんだ:鳳凰三山)

「間違っちゃったね、テヘペロ」で、お互い苦笑いで、それがきっかけでそれで仲直り・・・
なんてこともあったりしますが、街では良いですか、山でそれ非常にマズイです。命に関わります。
たまたま運が良かっただけで、ぜんぜん自慢になりません。


このように、たとえ百名山のような有名な山でも、遭難(未遂)は発生してしまう。。。
ニ百名山、三百名山となると、、もっと頻繁に道迷いしそうになります。
正直、喧嘩中でなくてもプチ遭難・・って事もありました。。

(なんか登山しない方がいい夫婦な気がしてきた('A`|||))



じゃぁ、山で喧嘩しない方法ってあるのか?っていうと・・・、
今日は絶対しない!と決めても、やっぱりしてしまう時ーーあります(;^ω^)ナンデヤ~



次回はそんな我が家の、遭難をふせげるかも?な、
<暗黙のルール>について綴らせて頂きます。




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